注51. 日本の対米輸出製品の販売価格

それまでの日本企業は、日本の安い人件費を利用して、安い人件費で輸出製品を生産し、固定費を除外して輸出製品の相手国での市場価格を決めていました。これに対して、米国政府からは、米国で生産された製品と同じように、米国市場へ輸出する製品にも、固定費を含めて製品の生産原価を計算し、価格を決めるように要請しました。つまり、日本企業では、固定費を日本市場での販売量と、米国市場での販売量の比率に応じて配分し、それを国内販売価格、輸出品販売価格の基礎として計算に組み込む変更を言います。これによって、国内向け製品の価格と、輸出製品の価格の差は、小さくなりました。

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